今日は東京大空襲の日

友達の陽虎さんの日記を見て、そうか3月10日かと思った。

当時の私や家族は東京にはいなかったので、直接の被害は何もないが、18歳で上京して以降になると、大人からよく大空襲のことを聞かされた。

下町の方が大変だったらしく、それこそ火の中を逃げまどい、そこここで死体や怪我人をまたいで逃げたといった話だ。

木造のごみごみした下町を想うと、火勢も強かったろう。

空襲は以降、名古屋や私の住んでいた一宮でも起り、父の開業していた病院は焼け、母は疎開先の隣村からその空襲の煙を遠望し、呆然としたそうだ。

日本中の大半の都市は同じように焼けたはずだから、日本人の半ば以上は同じように呆然としたに違いない。父を数か月後には亡くしていた母は、ずいぶん後まで「せめて家だけでも焼けずに残っていれば」と言い続けていたが、家なく夫なくで、まさしく切実だったに違いない。

その母も今年100歳、私も73歳、老々の母子である。あれから71年というわけだ。