ハナカイドウが一輪咲いていた

配達順路のほとんどさいごのほうに、その花の木はある

今朝は本降りだった

だが、あのハナカイドウが一輪でも咲いてりゃいいなあと思って出発したんだ

昨春、その花をみて息を呑んだのは4月18日だったとおもう

ほとんどの花が開きかけ、スポンジのようにたっぷりの雨を含んで、

おれの顔の高さに垂れていた

数日後、乾いたハナカイドウをフラッシュ炊いて撮り、ミクに載せた

そして名もわからなかったその花は、ハナカイドウと言うんだと、

悔しいことにコロリから教わったんである

一年待っていた

雨のハナカイドウを撮るために。

今春は、サクラで言っても花が十日もおそく、

ほんとのこと言うと、今朝もほとんどあきらめてたんだ

花はまだ頭のうんと上にあった

クルマからタイヤチェーンのプラ箱を降ろし、それを土台に背を伸ばし、

カメラを頭上に掲げて、ノーファインダーに近い、遠目ファインダーの勘で撮った

一年この日を待ったので、たかし感無量。

(写真ちょっと待ってて。これから見てみる)