小説「峠うどん物語 下」重松清

あらすじ

商売より味。

頑固な祖父は、新しい料理屋に団体客を取られても黙々とうどんを打ち続ける。

そんな折、五十年前の大水害の翌日、路上で素うどんをふるまった若い職人がいたと言う投書が新聞に載った。

淑子はその「希望の味」を知りたいと願う。

出会いと別れの物語を真摯に紡ぐことの意義――。

それを確りと重松さんは分かっていらっしゃる。

私達が避けて通れない死――。

それをふと考えてみるのもいいではないだろうか。