続・余波

前回はZYXR100 YATRA?の話をした。

今回はもう1機種の話。

AT33PTG/?だ。

ウルトラエミネントBCと価格の開きは10倍近い。

でも聴いていて思い起こしたのだから仕方がない(苦笑)

もちろんローレベルの透明度、音場の広さや奥行きなど、比べるのは酷な要素はいくつかある。

共通点を聴いたのはバランス。

膨らみすぎない低域の安定感に、自然な佇まいの高域。

何を聴いても刺々しさはないが、不足感もない。

こういうカートリッジが、実勢5〜6万で手に入るのは満更捨てたものではない、という気がする。

しばらく前に絶賛したAT-F7は、スッキリと締まって若々しい。

F7と比べると、ゆとりある大人の音、という感じ。

2機種とも付属のリード線ではキャラクターが強く、品位が下がる。

現在はF7、本機ともモスビンさんの手によるPCOCC-Aが、甘からず辛からずで好みだ。

クラシック主体ならPC-TripleCもいいようにも思う。

いずれにせよここ10年で出た、この価格帯の中では最優のものの一つに違いない。

余談だが、テクニカはVMの新シリーズを見ると、PCOCC後のコイルは6N-OFCを使っていきそうだ。

PCOCCが生産中止になって時間も経ってきたから、いずれMC型もラインナップの再編がありそうだ。

ボロンのカンチレバーにPCOCCコイル、という見慣れた機種がこんな値段で手に入らなくなるのは時間の問題なのだろうと思う。

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