この足を引っ張るのはだれ???

土井 拓哉

52分前

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人生の足を引っ張るのは誰?

ROSSCOs Eye 〜人生を俯瞰する視点〜

Vol.223『人生の足を引っ張るのは誰? 人間関係が教えてくれる関係性のからくり』

Introduction

人間の悩みの中でも一番多いのは、人間関係に関することではないでしょうか。

人と会話がうまくできない、嫌な感情がわく、親しくなれない、仲間はずれやいじめなど様々ですが、人間関係の問題はどうして起こるのでしょうか。 自分の周りに嫌な人が多いからでしょうか。それとも、自分に何か能力が足りないのでしょうか…。

今回ご紹介する実証例は、人間関係がもとで職場を転々と変えてきたある女性(Kさん 20代 群馬県)がミロスシステムに出合い、うまくいかない本当の原因が人間の内面意識にあることを理解するだけで、驚くほど人間関係が変わってしまった体験です。 彼女の体験に基づき、本当の原因も解決策も、すべては自分の中にあることをお伝えします。

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『人生の足を引っ張るのは誰? 人間関係が教えてくれる関係性のからくり』

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人間関係のトラブルが尽きない

Kさんの人生には、本当に人間関係のトラブルが尽きませんでした。 幼い頃から両親が裏切り合う姿を見せられ、家庭の中はめちゃくちゃでした。 学校でも友人関係がうまく築けず、どこにも自分の居場所がない彼女は、10代にしてうつ的症状も経験していました。 社会に出てからも、人間関係がもとで、一年のうちに何度も職場を変えなければなりませんでした。

Kさんはどうすることもできず、半ばあきらめかけていました。しかし、彼女の人間関係は、ずっと同じパターンを繰り返していたのです。

同じパターンに苦しむ

これまで、仕事ができなければいじめられ、仕事ができても嫉妬され攻撃されてきました。 上司から嫌われ酷い仕打ちを受けたことや、先輩から喧嘩を売られたことも一度や二度ではありませんでした。Kさんも、売られた喧嘩は買うという負けん気の強いところもあり、争い事が絶えませんでした。

正論を言っても話を聞いてもらえず、裏切りや、落とし合い傷つけ合うという状態に、もうこれ以上、勤め続けることができなくなり、職場を辞めていたのです。

しかし、働かなくては彼女も生活ができません。Kさんは、自分をレベルアップさせることで人間関係の苦しみから逃れられると思い、一生懸命に勉強し、いろんな資格を取り、自立できるよう努力してきました。

けれども、彼女の意識が自立に傾けば傾くほど、目の前には仕事のできない人、問題ばかり起こす人が集まり、クレーム処理に追われていました。

このように、どこへ行っても人間関係で足を引っ張られ、一つの職場に長くいられないことから、せっかく身につけた資格や技術を活かすこともできませんでした。 また、Kさんは、これまで生きてきた中で、人の優しさや温かみを味わったことがなく、ある意味、人間嫌いにもなっていました。

自分の内面意識を理解すること

しかし、そんな彼女でも、ミロスシステムに出合い、うまくいかない人間関係の本当の原因が、自分の内面意識にあることを理解していくうちに、面白いほど状況が変わっていったのです。

まずは、目の前の相手に感じる抵抗感が、実は自分に対する抵抗感だと知って驚きます。 昔から、仕事のできない人の面倒を見ることが多かったKさんは、「こんなことも出来ないの?」「やる気はあるの?」といつもカリカリしていました。 しかし、実は彼女が自分に対して持っている強烈なコンプレックスを、相手に映し見て抵抗していたのです。

子ども時代に両親のことや自分の置かれた複雑な家庭環境に絶望し、他の子と比べて自分を卑下するようになったKさんは、その強烈なコンプレックスを埋めようと、過剰に頑張り、資格や技術を身につけ、今度はその自分と他人とを比べて優越感を感じることで、自分の価値を上げていました。

“自分の隠しているもの”を相手が演じている

しかし、この三次元世界の“反転メカニズム”の中では、頑張れば頑張るほど、自立に傾けば傾くほど、目の前には“自分の隠しているもの”を演じて見せてくれる相手が現れます。

仕事のできない社員は、まさに彼女の頑張りの原動力にもなっている“できない自分”“ダメな自分”を演じ見せてくれる相手であり、攻撃的な相手は、自分を卑下し、いじめている無自覚な彼女を映し見せてくれていたのです。

そして、一番驚いたのは、「どうせ話を聞いてもらえない」「どこへ行っても嫌われる」「認めてもらえない」というネガティブな想いが、周りの人間の意識まで動かし、その通りの状況をつくり出すという“仕組み”でした。

つまり、自分の人生の足を引っ張っていたのは、ほかの誰でもなくKさん自身だったのです。

職場・両親との関係性が変わり出す

これまでの人生を振り返ってみても、まさに“うまくいかないメカニズム”の中で生きていたことがわかり、どんな状況でもそこには法則があり、それを理解することにより自らの力で人生を変えていけることを知りました。

長い間、人間関係に苦しんできましたが、すべては自分がつくり出していたことがわかると、一瞬で体が軽くなり、翌日、仕事へ行くと、職場の空気が全く違っていたそうです。

それ以来、面白いほどKさんの職場環境は良くなっていきました。 各々の仕事のスキルが上がり、安心して仕事を振り分けられるようになり、スムーズに業務が終わっていきます。 トラブルもなく、クレーム処理もなくなり、毎日頭を抱えていた日々からは想像もつかないほど、人間関係は変わってしまいました。

そして、職場だけでなく、両親との関係性も変わりだし、目を背けることもなくなりました。

人間関係の悩みから解放されたKさん

ようやく人間関係の悩みから解放されたKさんは、今では将来の方向性について考える余裕もでてきました。

「本当にあり得ないことが起きた!システムを理解するだけで…面白すぎる!」

そう言う彼女は今、人生が楽しいと感じられること、自分に興味が持てるようになったことがうれしくてたまらないようです。

(終わり)